早稲田大学台湾研究所は6月21日(土)に、高知近代史研究会および高知市立自由民権記念館と共同で、フォーラム「土佐と臺灣−高知と台湾の接点を探る−」を開催いたします。今回のフォーラムでは、これまで断片的・散逸的に扱われてきた個々の事実を、「土佐と台湾」という視点から総合し、その全体像を描くことを試みます。高知県民が台湾経済の草創期に関わることになった背景や、多くの足跡を残した経緯を探ることで、高知と台湾の歴史的接点について考察したいと思います。
高知近代史研究会第122回研究会 フォーラム 土佐と台湾
日時:令和7(2025)年6月21日(土)14時〜17時
会場:高知市立自由民権記念館 1階 民権ホール
プログラム
※13:30〜13:45 高知近代史研究会 令和7年度総会
14:00 開会挨拶
14:15 基調報告
平川幸子氏(早稲田大学台湾研究所客員上級研究員)
「土佐と台湾〜つながりの全体的理解に向けて」
14:30 事例研究報告
中村茂生氏(高知近代史研究会会長)
「台湾の坂垣退助」
今井章博氏(高知近代史研究会員)
「鈴木商店と高知県人、そして台湾」
曽根脩平氏(日本遺産中芸ゆずと森林鉄道ガイド会副会長)
「林業技術者堀田蘇弥太の台湾時代」
筒井秀一氏(高知市立自由民権記念館長)
「細川義昌宛書簡にみる台湾巡査任用」
松葉隼氏(早稲田大学台湾研究所次席研究員)
「日本統治時代における高知県人:坂本素魯哉を中心に」
柳澤宏美氏(高知県立文書館学芸員)
「石川寅治の画業における台湾」
吉尾寛氏(高知大学名誉教授)
「高知県漁民の台湾移住について」
16:10 ディスカッション
司会・進行 平川幸子氏
コメンテーター 李 為楨 氏(台湾・国立政治大学台湾史研究所副教授)
石原忠浩氏(台湾・国立政治大学日本研究プログラム副教授)
17:00 閉会挨拶